『FAMILY AFFAIR』-presented by XYZ collective-
「個人は、社会などある共同体やコミュニティーと関わることでこそ、個を確立することができる」
もし、本当にそうであったなら、個が帰属する社会やコミュニティーが、機能しなくなったとき、個は確立できない。さらに言えば、消失していくのだろう。個が消失する。とここまで書いて、僕はこう思いました。
「そんなわけねーだろ」と。
何故ならならば、僕たちの生活は、まさにその共同体の機能しなくなった現実の上にあるからです。しかし、機能する共同体があろうとなかろうと、生きていかなければなりません。そして、人は生きる為には何か信じる必要があります。些細なものだったとしても。
この展覧会では、前述した、共同体あるいは共同性をテーマにしています。家族は人間にとって最初に関係をもつコミュニティーであり、共同体の形の基本形です。そして家族が「家族である」という、ただ、そのことだけで生まれる、連帯性や共同性。それは理屈抜きで機能する謎のエンジンのようなものに感じます。どの規模の共同体をfamilyというのかは、人それぞれです。ある人にとっては民族であり、国であり、地域であり、家族であり、友人であり、恋人であるかもしれません。或いはSNSなどを使ったインターネットによるものでしょう。
そのとき、ある共同体に帰属できるか否かの掛け金になっているのは、憎も、含めた愛だとおもいます。
※タイトルの「Family Affair」はスライ&ザ・ファミリーストーンの曲名(1971年発売)から引用しました。 この曲が発表される少し前には、公民権運動の達成と敗北(結局は権力に絡め取られる)やネーション・オヴ・イスラーム、ブラック・パンサーなどの過激化が起こりました。ここで使われている「Family Affair」のFamilyは、想像するに黒人と黒人社会のメタファーだと僕は解釈しています。
XYZ collective 松原壮志朗
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展覧会タイトル:【FAMILY AFFAIR】
会期:10/8(土) ~10/23(日) 13:00〜20:00
休廊日:月曜日、火曜日、水曜日
オープニングレセプション: 10/8(土) 18:00〜20:00
会場:XYZ collective 東京都世田谷区弦巻 2-30-20 1F
http://xyzcollective.org/
参加アーティスト:新井宏輔、有馬かおる、福永大介、原田賢幸、井出賢嗣、中崎透、松原壮志朗、梅津庸一
キュレーター:松原壮志朗
企画:XYZ collective
協力:ARATANIURANO MISAKO&ROSEN TOMIO KOYAMA GALLERY




